「最近、親の入浴が心配で仕方ない」
「脱衣所が寒くてヒートショックがこわい」
「今すぐに対策できるグッズを知りたいな」
冬になると、こんな不安を抱える方が本当に多いです。特に高齢の親御さんと同居している方や、ご自身の血圧が気になる中高年の方にとって、ヒートショックは他人事ではありません。
毎年ニュースで目にするヒートショックの事故。見るたびに「うちは大丈夫だろうか…」と心がざわつきますよね。
まずは身近なグッズを活用するだけで対策は始められます。完璧を目指さなくても、できることから1つずつ積み重ねていけば、家族の安全を守ることは可能です。
私たちヤマト産業は、京都府宇治市を拠点にして、15年以上にわたり関西での断熱リフォームや住宅の環境改善に取り組む専門会社です。
この記事では、すぐに導入できるヒートショック対策グッズの選び方や活用法などを、現場の経験をもとに詳しくお伝えします。
あなたとご家族が、今年の寒い冬を安全に乗り切るために、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
も く じ
Toggleヒートショック対策グッズの失敗しない選び方

ヒートショックの対策グッズは意外と種類が多く、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
限られた予算で効果を出すには、あなたの家庭環境に合ったグッズを見極めることが大切です。ここでは、失敗しないための3つの選び方をご紹介します。
対策したい場所の優先順位で選ぶ
ヒートショック対策で最も重要なのは、危険度の高い場所から優先的に考えることです。
脱衣所、浴室、トイレ、廊下といった場所は暖房が効いておらず、リビングなど暖かい部屋との温度差が大きくなりがちです。
10℃以上の温度差がある場所は特に危険なため、優先的に対策すべきです。理想としては、部屋と部屋の温度差を2~3℃以内におさめることが推奨されています。
現状を把握するために、各部屋に温度計を設置して実際の温度を測ることをおすすめします。
温度計を使えば、感覚ではなく客観的に危険箇所を認識できるため、限られた予算でも効果的に対策を進められます。
設置の手軽さと即効性で選ぶ
対策グッズを選ぶ際は、工事不要ですぐに使えるかどうかもポイントになります。
脱衣所マットや浴室マット、バスローブといった体に直接触れるグッズは、使った瞬間から効果を実感できます。
一方で隙間テープや断熱シートは、すきま風を防いで室温を保つタイプです。取り付け後すぐに効果が現れ、長期的には光熱費の節約にもつながります。
賃貸住宅にお住まいの方は、跡が残りにくい「貼ってはがせるタイプ」を選ぶことをおすすめします。ただし、貼る面の素材や環境によっては跡が残る可能性もあるため、退去時のことも考えて慎重に選びましょう。
家族構成や年齢に合わせて選ぶ
家族構成や年齢によっても、選ぶべきグッズは変わってきます。
高齢の親御さんと同居している場合は、滑り止め機能がしっかりした浴室マットや着脱式の手すりなど、転倒防止も合わせて考えましょう。
小さなお子さんがいるご家庭では、火を使わない電気式のグッズを選ぶと火傷の心配がありません。
一人暮らしの中高年の方や血圧が気になる方は、体温を逃がさないバスローブや断熱シートを組み合わせると効果的です。
以上、ヒートショック対策グッズの失敗しない選び方を3つご紹介しました。あなたの家庭に合ったグッズを見極めて、ぜひ早めに対策を始めてみてください。
どれを選ぶ?ヒートショック対策グッズ8選

ヒートショック対策として、すぐに取り入れられるグッズは多いため、ここでは効果的で手軽に使える8つのグッズをご紹介します。
それぞれの特徴や価格の目安、使用場所を比較しながら、ぜひチェックしてみてください。
隙間テープ:窓やドア下のすきま風を防ぐ
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
| 価格の目安 | 300~1,000円 |
| 使用場所 | 窓枠、ドア下 |
| 期待できる効果 | すきま風を防ぐ、防音 |
| 設置の手軽さ | ◎ |
窓やドアの隙間から入り込むすきま風は、部屋の温度を下げてヒートショックのリスクを高めます。
隙間テープは貼るだけで冷気の侵入を防げるため、特に脱衣所やトイレのドア下、窓枠への使用が効果的です。貼る前に隙間の幅を測ってから購入すると失敗しません。
剥がしやすいタイプを選べば賃貸住宅でも安心して使えますし、防音効果も合わせて期待できるメリットがあります。
断熱シート:窓・壁・床からの冷気を抑える
| おすすめ度 | ★★★★★ |
| 価格の目安 | 500~3,000円 |
| 使用場所 | 窓、壁、床 |
| 期待できる効果 | 冷気を抑える、結露防止 |
| 設置の手軽さ | ○ |
窓から入る冷気は部屋全体の温度を下げる大きな原因です。断熱シートには窓用、壁用、床用などがあり、中でも窓用は特に効果が期待できます。(窓が最も外気の影響を受けやすいからです)
プチプチタイプは空気層により保温性に優れ、冬の断熱に効果的です。アルミタイプは太陽光の熱を反射するため夏の遮熱に向いていますが、冬用には室内の暖かい空気の放射熱を反射する断熱シートなどを選びましょう。
最近は見た目にも配慮されたデザインの商品が増えており、貼り方も簡単になっています。結露防止にもつながるため、カビ対策としても役立ちます。
脱衣所マット:床からの冷たさを遮断
| おすすめ度 | ★★★★★ |
| 価格の目安 | 1,000~5,000円 |
| 使用場所 | 脱衣所 |
| 期待できる効果 | 床の冷たさ遮断、転倒防止 |
| 設置の手軽さ | ◎ |
脱衣所の冷たい床は、裸足で立つ瞬間に体を冷やしてヒートショックのリスクを高めます。
厚手のマットや保温性の高い素材を選ぶことで、足元からの冷えをしっかり対策できます。滑り止め付きを選べば転倒防止にもなり、高齢の方がいる家庭では特に安心です。
洗濯可能なタイプなら清潔に保ちやすく、コルクマットや低反発マットなど素材の選択肢も豊富です。
浴室マット:足元の冷えと転倒を防ぐ
| おすすめ度 | ★★★★★ |
| 価格の目安 | 1,500~4,000円 |
| 使用場所 | 浴室内 |
| 期待できる効果 | 冷え防止、転倒防止 |
| 設置の手軽さ | ◎ |
浴室内の床は冷たいだけでなく、濡れて滑りやすくヒートショック時の転倒リスクも高まります。滑り止め機能付きのマットは必須といえるでしょう。
速乾性があり、カビが生えにくい素材を選ぶことで衛生面も安心です。
吸盤でしっかり固定できるタイプがおすすめで、浴室の床全体に敷くか、洗い場部分だけでも十分効果が期待できます。
着脱式手すり:安全性も確保
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
| 価格の目安 | 3,000~10,000円 |
| 使用場所 | 浴室、トイレ、脱衣所 |
| 期待できる効果 | ふらつき防止、転倒防止 |
| 設置の手軽さ | △ |
ヒートショックで血圧が急変すると、ふらつきや転倒が起こりやすくなります。
工事不要で取り付けられる吸盤式や突っ張り式の手すりなら、浴室やトイレ、脱衣所など必要な場所に設置できます。ただし、選ぶ際は耐荷重をしっかり確認することが重要です。
高齢の方だけでなく、持病がある方や体調が不安定な方にもおすすめしたい対策です。
厚手バスローブ:急激な体温低下を防ぐ
| おすすめ度 | ★★★★★ |
| 価格の目安 | 3,000~10,000円 |
| 使用場所 | 主に脱衣所 |
| 期待できる効果 | 体温低下を防ぐ |
| 手軽さ | ◎ |
入浴後の温まった体で脱衣所にいる時間は、湯冷めしやすいタイミングです。
二次発汗と呼ばれる汗が出るため、入浴後はすぐにパジャマを着ると衣類が湿って体を冷やす原因になります。厚手のバスローブやバスタオルですぐに体を包むことで、この危険な瞬間を乗り切れます。
購入の際は、吸水性と保温性の両方を兼ね備えた素材を選びましょう。
バスローブなら両手が空くので安全性も高まりますし、速乾性のある素材を選ぶと洗濯後の管理も楽です。
便座カバー:トイレの温度差を軽減
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
| 価格の目安 | 500~2,000円 |
| 使用場所 | トイレ |
| 期待できる効果 | 便座の冷たさ軽減 |
| 設置の手軽さ | ◎ |
トイレも温度差が大きく、ヒートショックのリスクが高い場所です。冷たい便座に直接座ると、その冷たさで血圧が急上昇する可能性があります。
特に暖房便座がない場合、便座カバーは効果的な対策といえるでしょう。
厚手やもこもこ素材の商品は保温性も高く、座った時の「ヒヤッ」とした感覚を防げます。
これも洗濯可能なタイプを選べば清潔に保ちやすく、トイレ用の暖房器具やマット、スリッパとの併用でさらに効果が高まります。
暖房便座がある場合も、カバーを使うことで設定温度を低めにでき節電につながります。
温度計:各部屋の温度差を見える化
| おすすめ度 | ★★★★★ |
| 価格の目安 | 500~3,000円 |
| 使用場所 | 全室 |
| 期待できる効果 | 温度差の把握 |
| 設置の手軽さ | ◎ |
ヒートショックは温度差が原因のため、まず温度差を把握することが最も重要です。
温度計があれば、家族全員が「今日は○℃だから気をつけよう」と具体的に判断できます。デジタル温度計や湿度も測れるタイプが便利で、スマホと連携できるタイプもあります。
温度を見える化することで、家族全員が意識を高められますね。
以上、ヒートショック対策に効果的なグッズを8つをご紹介しました。手軽に使えるものから順に試して、冬場の安全な暮らしを実現してくださいね。
グッズに加えて、ヒートショックを防ぐ家電選びについて知りたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。
本当にすべきヒートショック対策は断熱リフォーム

グッズでヒートショック対策をしようと考えているあなたに、知っておいてほしいことがあります。ヒートショックの根本原因は家の断熱性能の低さにあり、グッズはあくまで応急処置に過ぎないことです。
つまり、グッズは寒さを「感じにくくする」ことはできても、寒さの「根本原因を取り除く」ことはできません。
本当の意味でヒートショックから身を守る住環境を作るには、家自体の温度を保つ力を高める必要があります。
断熱性能が低いと部屋の温度はどうなる?
断熱性能が低いと、暖房をつけていない部屋は外気温に近い温度まで下がります。特に冷気の影響が大きく、窓や床面はまるで冷蔵庫のように冷たくなってしまいます。
また、暖房をつけている部屋とつけていない部屋の温度差が10℃以上になることも珍しくありません。この10℃以上の温度差は、ヒートショックが発生しやすい危険な状態になるでしょう。
安全な住環境を作るには、部屋間の温度差を小さく保つことが不可欠です。(推奨2~3℃以内)
床下断熱が家全体の温度環境を変える
断熱リフォームの内、床下断熱は脱衣所やトイレといったヒートショックリスクの高い場所に直接効果が期待できます。床下をしっかり断熱すれば、床面の温度が上がり、足元の冷たさがグッと軽減されるでしょう。
実際に床下断熱を施工したお客様からは、
- 「トイレに行くのが苦痛じゃなくなった」
- 「脱衣所の床が冷たくなくなって快適です」
などの声をいただくこともあります。
浴室暖房や脱衣所暖房を後から追加する方法もありますが、これらは暖房をつけている間だけ暖かくなる対症療法です。
床下断熱なら、暖房を使わなくても室温が下がりにくくなるため、ヒートショックのリスクを根本から軽減できます。さらに暖房に頼る時間が減ることで、光熱費の節約効果も期待できるでしょう。
私たちは長年の施工経験から、断熱性能を高めることがヒートショック対策の最も確実な方法の1つだと考えています。
グッズは今すぐ使える便利なアイテムですが、本気でヒートショックを防ぎたいなら、家そのものの性能を見直すタイミングかもしれませんね。

まとめ:家族の安全のために効果的な対策を

ヒートショックは、誰にでも起こりうる冬の危険です。でも、正しい知識と対策があれば予防できる事故でもあります。
完璧を求めず、今日からできることを1つずつ積み重ねていきましょう。ひとまずグッズの範囲で何から手をつければいいか迷ったら、以下の3つから始めてみてください。
- 温度計で家の各部屋の温度差を把握する
- 脱衣所マットで入浴後の足元の冷えを防ぐ
- 厚手のバスローブで入浴後の体温低下を防ぐ
これらだけでも、ヒートショックのリスクはぐっと下がります。
温度計を置くことで、感覚ではなく具体的な数値で判断できるようになり、マットとバスローブで物理的に体を守れます。余裕ができたら、浴室マットや隙間テープなどを追加していけばOKです。
また、家族で「お風呂入るね」「気をつけてね」と声をかけ合う習慣も、命を守る大切なコミュニケーションです。
床下断熱が冬の寒さ対策の土台になる
私たちヤマト産業は、関西で600件超の施工実績をもつ断熱リフォーム専門店です。プロの目を通してあなたの家の断熱状態を把握することで、効果的な対策をご提案できます。
特に床下は普段目に見えない場所だからこそ、現状がどうなっているのか確認することが第一歩だと考えています。
- 隙間ができている
- 湿気がたまっている
- 断熱材が入っていない
など問題は、調査をして初めてわかることも多いんです。
当社では、専門スタッフによる調査を「無料」で実施しています。調査後はあなたのお住まいに本当に必要な対策だけをご提案しますので、ご安心ください。
施工を強くおすすめすることはありませんし、「今は様子を見ましょう」とお伝えするケースもあります。冬本番に備えて、まずはご自宅の断熱状態を確認してみませんか?
もちろんリフォームには費用がかかりますが、条件を満たせば国や自治体の補助金制度を活用できます。気になる方は、以下の記事で情報収集をしてみてください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。あなたの大切な家族と、温かく安全な冬を過ごしましょう!


